「夏の暑さ」と「高い湿度」は、心臓に最も大きな負担をかけるため特に注意が必要です!
春の健康診断で心臓に少しでも変化が見つかったワンちゃんは、これからの季節に特に注意が必要です。
犬は汗をかけないため、ハァハァと呼吸(パンティング)をすることで体温を下げようとしますが、この動作自体が心臓をフル回転させ、猛烈な過負荷を与えてしまいます。
現在は症状がなくても、夏の暑さをきっかけに一気に病状が進行するケースが少なくありません。

命を守るための「2つの重要アクション」
1. この暑い夏に【受診】
「まだ元気だから大丈夫」と過信せず、この夏一度心臓のチェックにお越しください。
状態に合わせて、心臓の負担を減らすお薬(血管拡張薬など)を早めに始めることが、病気の進行を抑える最大の予防策になります。
2. お家で今すぐできる「3つの夏対策」
- 【サインの早期発見】:興奮時や夜間に「カッカッ」と喉に詰まったような咳が出たら、病気が進んでいるサインです。すぐに受診してください。
- 【首輪からハーネスへ】:首元の圧迫は気管を刺激し、心臓に負担をかけます。お散歩時は必ずハーネスに変更してください。
- 【徹底した室温管理】:シニア犬のいるお家はエアコンを24時間フル活用し、室内を「25℃以下・湿度50%前後」に保ってください(※人間が少し涼しいと感じるくらいが目安です)。


🐾 犬種別の注意点と今すぐできる夏対策
小型犬(チワワ、プードル、ポメラニアンなど)
- 注意:興奮時や夜間の「カッカッ」という喉が詰まったような咳。
- 対策:興奮を避け、首への負担を減らすため首輪からハーネスへ変更する。
キャバリア
- 注意:進行が早く、限界が来るまで症状を隠す傾向が強い。
- 対策:元気そうに見えても過信せず、夏前の定期的なエコー検査とお薬の検討を行う。
短頭種(パグ、フレブル、シーズーなど)
- 注意:ハァハァという激しい呼吸(パンティング)自体が心臓の猛烈な負担になる。
- 対策:エアコンは室温23〜25℃・湿度50%以下と、通常より低めに設定する。
特にシニアの子は「まだ元気だから大丈夫」と思わずにぜひ一度ご来院・ご相談ください。
