ワンちゃんとネコちゃんのための注射と痛み管理

針を刺すことは誰でも痛いものですが、針の太さによって痛みが変わることをご存知ですか？細い針は痛みが少ないと言われています。太い針はやはり想像しただけで痛そうですね。

ピア動物病院では注射をするときに、まず注射器で薬剤に針を刺して吸います。そして新しく針を変えてワンちゃんやネコちゃんに打ちます。これは何のためにするのかというと、一度刺した針は切れ味が悪くなり摩擦が増え、これがより痛みを感じるようになります。少しでも痛みを減らそうという思いから、針を新しいものに交換しています。

また皮下点滴の時に、注入するビタミン剤は少し「しみる」ようです。吐き気止めも痛みを感じやすい注射です。当院では吐き気止めは、よく冷やしてから打つというように、なるべく痛みを感じないような工夫をしています。

注射をする時も、皮下点滴をする時も、やはり飼い主さんのワンちゃんネコちゃんに対する声掛けが痛みを和らげてくれると思います。
大好きな飼い主さんがそばにいてれて励ましてあげると、一番安心できると思います。

飼い主さんと動物病院との連携で、一番良い状態で治療できたらいいですね。