ねこちゃんのおしっこを動物病院に持ってくるだけで検査ができることを知っていますか?
ピア動物病院では、病院が苦手な猫ちゃんでも検査を受けられるように、猫ちゃんのための「おしっこ外来」を実施しております。
排泄物は健康のバラメーター!月に1度は愛猫のおしっこをチェックしよう
猫ちゃんはとても繊細な生き物なので、動物病院に連れていくことがストレスになる子も少なくありません。そのため、ワンちゃんよりも病院への受診率が低く、検査のタイミングを逃すことで「体調不良に気付けなかった…」「気付いた時には症状が進行していた…」「もっと早く病院に連れて行けばよかった…」というケースも多いのが事実です。
そんな猫ちゃんのために当院では「おしっこ外来」を実施しております。
おしっこには健康情報がたっぷり含まれています。毎日のトイレ管理は、掃除だけでなく、貴重な健康チェックのチャンスです!普段の状態を知っていればこそ、異変にも早く気づいてあげられるものです。最低でも月に1度は、おしっこ(液体)そのものをチェックする習慣をつけることで健康維持へと繋がります。
おしっこ外来について
特徴
- 愛猫ちゃんのおしっこを当院に持ってくるだけ!
- もってきていただいたおしっこを当院で検査するので病院での採尿時間を短縮できる!
- 不調を我慢する習性のある猫ちゃんの隠された健康状態の把握が可能!
- おしっこを持ってくるだけなので猫ちゃんのストレスを最大限軽減!
- 採尿するためのスポイト容器を当院でお渡しすることも可能!
尿検査で見つかる病気や症状
- 尿路結石(結晶)
- 特発性膀胱炎
- 腎臓病
- 糖尿病
- 尿路細菌感染
- 尿路の出血
- 蛋白尿 など
おしっこ外来の4ステップ
採尿に必要な採尿キットをお渡ししています。
採尿キットが必要な方は当院に受け取りにいらしてください。
受け取る時も飼い主様だけで大丈夫です♪
採尿キットが必要ない方はステップ2へお進みください。
おしっこはできるだけ朝一番の「新しい」ものをお持ちください。
量が少ないおしっこ、シーツや砂で固まっているおしっこは、正確な検査ができない場合があります。
採尿して来院するまでに少し時間があく場合は冷蔵保存してください。
検査では尿の色、結石の有無、出血の有無に加え、尿に含まれる成分の有無を調べます。
愛猫ちゃんの隠された健康状態を把握します。検査結果によっては追加検査が必要で、猫ちゃんも一緒に飼い主様と追加検査を受ける場合もございますのであらかじめご了承ください。
おしっこチェック報告書
採尿:猫ちゃんのおしっこの取り方
どんなやり方でも、まずは猫ちゃんのおしっこ(液体)を溜める必要があります。
溜めることができたら、スポイトで吸って持ってきてください。
採尿の注意点
- スポイト容器には猫ちゃんのお名前を書いてください。
- 朝一番の新しいおしっこを持ってきてください。
- おしっこの量は最低10ml以上必要ですが、多ければ多いほど良いです!たくさん取れる場合はたっぷり入れてください♪少ないと正確な検査結果が出ない場合がございます。
- おしっこの量が少ない場合は一度洗って、乾いたスポイトに再度新しいおしっこを入れ直してください。
- 量が少ないから💦と慌てて、1度目にスポイトに入れたおしっこに追加でおしっこを入れて量を調整しないでください。
固まらない砂・システムトイレの場合
猫ちゃんに負担がかからず、採尿に失敗することも少ないのでおすすめです。
一番下の給水シートを取り外し、おしっこをしてくれたらスポイトなどで吸ってきてください。
採尿が完了したら当院へ持ってきてください。
ペットシーツの場合
ペットシーツを裏返しにしておきます。
おしっこをしてくれたら、スポイトなどで吸ってきてください。ペットシーツの代わりにビニールシートでもOKです。
採尿が完了したら当院へ持ってきてください。
固まる砂の場合
おしっこをするタイミングに合わせて、お玉などでキャッチするとおしっこを溜めることができます。
猫は一度おしっこが出ると途中で止められないので、トイレポーズをしたらチャンスです!
おしっこを溜めることができたらスポイトで吸い、当院へ持ってきてください。
おしっこ外来の予約方法
予約方法:当院は予約は実施していませんので、おしっこを採尿できましたら診察時間内に持ってきて下さい。