外耳炎

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耳のお話

夏は気温が上がり、皮膚病も増えますが、外耳炎を起こす子も増えてきます。
ところで、皆さんはワンちゃんや猫ちゃんの耳の構造を知っていますか?
人間とは違うんですよ!

そこで今回は耳のお話をしようと思っております。

  • まずは構造から

耳道の皮膚

耳道の皮膚は、耳垢を外に出すように働いています。通常は耳掃除を頻繁にしなくても、耳垢は耳の穴の外に自然に出て行く形になります。

外耳炎になると、その皮膚の機能が働かなくなって、耳垢が耳道にたまるようになってしまうことが多いのです。また、炎症を起こすことにより、抵抗力の低下が起こって、細菌や酵母菌(マラセチア)などが耳の中で繁殖し、よりいっそう炎症をひどくするのです。

  

外耳炎の原因としては…・ 
自分で引っ掻いたり、誤まってシャンプーが耳の中に入り、耳道の表面の油がなくなりバリアー機能がなくなったとき。
アレルギー体質で、皮膚全体の免疫機能が低下し、それが耳道にまで波及したとき。
寄生虫(耳疥癬)が寄生したとき 

などなど原因はイロイロあります。

一般に認められる外耳炎の症状としては・・・・

耳やその周辺を後ろ足でよく掻く、頻繁に頭を振る、 耳垢が異常に増える  などがあります。

これらの症状が見られたらなるべく早く動物病院へ!

普段からの耳を見る習慣をつけておくと、少しの異常に気づきやすくなります。(これは耳だけに限った事ではないのですが・・・)
耳垢が出てくればわかりやすいですが、その時にはかなり汚れているかも。炎症が起こってくると耳が臭くなってくるので、耳の臭いにも注意しましょう!  耳の中をクンクンして臭ければ外耳炎?

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