わんちゃんの約80%は歯周病にかかっています!
歯石の75%は細菌で構成されています。これが口臭の原因となります。
歯にいったん歯垢がつくと、それが石灰化して歯石となります。
この歯石の基である歯垢の75%は細菌で構成されていますので、歯石は細菌の大きなかたまりということです。口の中にこのような細菌の巣があれば当然、お口も臭くなりますし、体にご害を及ぼします。
ワンちゃんは人の5倍の速さで歯石が付きます!
ワンちゃんの口の中には様々な種類の細菌が存在します。
ワンちゃんはあらゆるところを舐めるため、その舐めた場所から様々な細菌が口の中に入ってきます。また、日常的に歯磨きをしないために、人とは比較にならない速さで細菌が増殖します。
歯石が原因で『下あごが骨折』することもあります!
歯石がガッチリ歯につくと、あごの骨が溶けて折れる事があります。
また、歯石の基となる細菌が体の中に入り、心臓病にかかってしまう事もあります。
食べ物と一緒に細菌が消化管内に入り、慢性的な下痢や嘔吐を起こす可能性もあります。
また上顎の場合、歯石が原因で細菌感染し目の下辺りが化膿し、皮膚を突き破ってしまうこともあります。
このように歯石はお口が臭いだけではなく、放っておくと様々な健康を害します。
また、歯石除去(スケーリング)をするにあたって、ワンちゃんの場合全身麻酔のため、高齢になってからと思っているうちに、何かしらの疾患を抱えて麻酔をかけるのが厳しくなってしまい、歯石除去(スケーリング)ができなくなることもあります。
口腔環境が悪化する前にスケーリングをおススメします!
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