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〒333-0866
埼玉県川口市芝6990-14

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駐車場3台ございます。
当院は予約制ではございません。
不安なことなどございましたらお気軽に電話でご連絡ください。

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歯科

あなたの愛犬や愛猫に、こんな症状はありませんか?
もし、あなたの愛犬や愛猫にこれらの症状のいずれかが見られる場合、歯の病気にかかっている可能性があります。

犬の歯科診察

こんな症状が気になったことはありませんか?

  • 食べにくそうにしている
  • 常に前足を口にあてているように見える
  • くちに入れるものを嫌がる
  • ガムや歯磨きを控えるようになった
  • 歯ぐきがふくらんできた
  • 歯磨きをすると歯茎から血が出る
  • 口の中から不快な臭いがする
  • 歯が折れている、割れている、欠けている
  • 歯がグラグラする
  • くしゃみや鼻水が何度も出る
  • 目の下が腫れている

口臭が気になる場合は、お口の中の環境が不健康になってきている証拠です。
歯周病を治療しない場合、病状は悪化し、顎の骨はちょっとした刺激で骨折してしまうほど悪化してしまいます…。
歯の病気は気づかないうちに悪化します。
不調を訴えることができない犬や猫の病気に関する些細な心配事でもいいので、ご相談ください。

院長イラスト

歯の病気について

歯周病は、3歳以上の成犬・成猫の約8割が罹患していると言われています。
犬や猫は自分で歯を磨くことができないため、定期的なデンタルケアを受けないと、すぐに歯石が口の中にたまってしまいます。
発見が遅れると、肝臓や心臓に悪影響を及ぼすこともあるので、異変を感じたら早めに動物病院へ行くようにしましょう。
犬や猫がかかる代表的な歯の病気について紹介します。

犬に多い歯の病気

歯肉炎

歯肉炎は、歯ぐきの赤みや腫れのほか、露出した歯の表面に歯垢が蓄積するのが特徴です。歯周炎は、歯ぐき(歯肉)が後退し、出血するのが特徴です。病気が進行すると、歯は自らを支える力を失い、グラグラし始めます。

歯肉炎

乳歯晩期残存症

乳歯晩期残存症 永久歯がまっすぐ生え揃わず、本来抜けるべき乳歯が残ってしまうのが乳歯晩期残存症です。歯がずれて汚れがたまりやすくなり、いずれも歯周病の原因となります。幼い子犬によく見られます。

乳歯晩期残存症

歯槽骨膜炎

歯周病が進行すると、歯の根元に膿がたまるので、この処置が必要になります。その後、皮膚に開けた穴から膿を排出します。目の下、あご、頬などに穴が開いています。

歯槽骨膜炎

口腔鼻腔瘻

口腔鼻腔瘻:歯茎が退縮すると、口と鼻を隔てている骨が溶けてつながり始めます。この状態を「口腔鼻腔瘻」といいます。くしゃみ、鼻水、鼻血がよく出る。

口腔鼻腔瘻

猫に多い歯の病気

歯肉炎

歯肉炎になると、歯ぐき(歯肉)が後退して出血しやすくなります。
病気が進行すると、歯が不安定になり、顎を支える力がなくなります。
高いところから落ちた、硬いものを噛んだ、などの外傷によって歯が折れると破折となります。
そのままにしておくと、歯の根元まで虫歯になってしまうことがあります。
治療されないと、歯は根元まで虫歯になります。

歯肉炎

難治性口内炎

難治性口内炎は、口の中が腫れて耐え難い痛みがあるのが特徴です。
食欲がなくなり、よだれを垂らすようになる可能性もあります。

難治性口内炎

歯科診断・検査の内容

歯の病気を診断するために行われる主な検査は次のとおりです。

初診時

まず総合的な問診を行い、その後一般的な身体検査を行います。
動物の症状、種類、年齢、既往歴などをお聞かせください。
歯ぐき(歯肉)の炎症の程度、歯垢や歯石の付着状況などを把握し、どのような検査が必要かを判断します。

犬診察風景

プロービング検査

プロービング検査では、歯周ポケットの深さを調べるために、「プローブ」と呼ばれる器具を活用します。
歯医者さんで似たようなことに遭遇したことがあるかもしれません。
歯茎と歯の隙間に小さな器具を入れる検査です。

プロービング検査

歯周病は、歯周ポケットが深くなると進行していると言われています。
歯ぐきが健康な部分でも、歯周ポケットの深さは3〜7ミリ、極端な場合はさらに深くなることもあります。
歯周ポケットが比較的浅くても、歯ぐきから出血している場合は、炎症を起こしている可能性があります。

レントゲン検査

歯や歯ぐきの中の空間、顎の骨などを調べるためにレントゲン撮影を行い、
全体的な健康状態を判断します。
レントゲンを活用するのは、歯周病の重症度を正確に診断できるようにするためです。
なぜなら、肉眼では見えない部分で病気が進行している可能性があるからです。

レントゲン検査

例えば、歯石がほとんど付いていなくても、レントゲンを撮ると歯の根っこが溶け始めていることが分かることがあります。
これは、歯垢がほとんどなくても起こりうることです。

血液検査

全身麻酔での治療が必要になる可能性もありますが、症状によって異なります。
血液検査を行い、麻酔に耐えられるかどうかを判断します。
歯の病気には、内科的治療と外科的治療の両方があります。
その日の体調や年齢、飼い主の経済状態や考え方などを考慮した上で決定します。

血液検査風景

少しでも気になることがあれば、できる限り早く病院にご連絡ください。
病気の発見が早ければ早いほど、治療が成功しやすくなります。

手術による治療

外科手術の多くは、全身麻酔をかけて行います。
スケーリングは歯石除去とも呼ばれ、歯の表面、裏面、歯間に付着した歯石を専用の器具で除去する作業です。
ポリッシングは、歯石の付着を防ぐために、研磨剤を使って歯の表面を滑らかにする作業です。
ルートプレーニングとは、歯茎の下にある歯の部分(歯根)の表面を削り、なめらかにすることです。
抜歯は、「グラグラしている」「欠けている」などの歯に損傷を受けた歯を抜きます。

手術による治療

内科的な治療

外科手術に耐えられない犬や猫には、投薬治療を行います。
痛みや炎症を抑えるための薬として、抗生物質、消炎鎮痛剤、ステロイド、各種サプリメントなどが主に使用されます。
経口摂取するものもあれば、歯茎に局所的に塗布するものもあります。

スケーリング治療

歯石ががっつりついている子がかなりいます。
小さい頃からお口に触りなれていないと、飼い主さんでもなかなか口の中まで見ることは難しいです。

歯石除去は全身麻酔で行います。 歯石を取ることにより、口臭の改善だけではなく病気の予防もできます。 例えば、歯槽骨膜炎と言って眼の下に穴が開いてしまうことや、心内膜炎の予防ができます。
また、歯石を取った後は、歯石をつけないように予防することも重要です。
スプレー方式のものやご飯に混ぜることにより歯石の付着を抑えるものもあります。
何もしなければ、せっかく歯石をとっても2~3年後には同じようになってしまいます。

Before

スケーリング治療ビフォー

After

スケーリング治療アフター