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猫のフィラリア・ノミダニ予防

フィラリアが寄生したネコの心臓
フィラリアが寄生した心臓

フィラリア症はフィラリアとういう寄生虫が心臓や肺の血管に寄生することで引き起こされる病気です。
寄生した後、何らかの症状が出てきたときには、体はすでに蝕まれていて危険な状態で有効な対処法はありませんが、予防薬で感染を100%予防することが可能です。

この地域だと平均気温15度以上、大体11月15日頃まで蚊が吸血活動をします。10月に蚊の吸血で感染したものは、11月末の投与で予防できます。そのため、4月末から11月末まで合計8回お薬の投与が必要です。

1ヵ月に1回の予防薬の投与で、ノミ・マダニ・フィラリア・内部寄生虫をまとめて予防することができます。

院長イラスト

猫のフィラリア予防についてのよくある質問

フィラリアの予防薬はいつまで続ければいいのですか?

フィラリア症は、日頃から予防を実践することで、完全に回避できる病気です。
4月から11月末までは、予防をおすすめします。

猫はフィラリアの検査を受けるべきですか?

猫ちゃんの場合は以下の理由で、フィラリア検査は必ずしも必要ではありません。

  • 単数の寄生が多く血液検査をしてもわからないことが多い。
  • ミクロフィラリア血症になることは稀。なったとしても、その数が少ない。

そのためミクロフィラリアの駆虫に対して、副反応は毎月の予防ではほぼ認められません。

フィラリアの予防薬はどのようなものですか?

皮膚に塗布する外用薬で、ノミやダニなどの寄生虫を同時に予防します。
猫のフィラリア予防に関しては、スポットタイプを使用しています。
月に1回が投与間隔です。

猫のノミ・マダニ対策

寄生されると痒みの原因になるだけでなく、皮膚病の原因になったり、様々な寄生虫や病気を媒介します。

ノミ・マダニ予防は、効き始めが早く全身にくまなく均一な濃度で予防ができる、つけるタイプの薬が主流です。ノミであれば6時間以内に、マダニであれば24時間以内に駆除し、持続期間は1ヵ月です。

毎月1回、年合計12回の薬の投与が勧められています。

ノミ・マダニによる病気

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猫に影響する病気
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人に影響する病気

ノミアレルギー性皮膚炎

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症状

全身のかゆみや炎症

瓜実条虫

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症状

濃厚感染すると下痢や体重減少を起こす

猫ひっかき病

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症状

全身倦怠、関節痛、嘔吐、リンパ節の腫れ

ノミ刺咬症

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症状

強い痒み、紅斑、水ぶくれ

猫ヘモプラズマ感染症

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症状

貧血、発熱、元気消失、食欲不振

ライム病

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症状

遊走性紅斑、関節痛、筋肉痛、頭痛

リケッチア症

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症状

発熱、頭痛、不快感、嘔吐

重症化すると死亡することもあります

Q 熱

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症状

肺炎、肝炎、皮疹

重症化すると死亡することもあります

SFTF感染経路図
SFTF感染経路図

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)に注意!

SFTSとは『重症熱性血小板減少症候群』のことでマダニが媒介する新興感染症です。有効な薬剤やワクチンはなく、猫に感染すると死亡率は約70%と言われています。

糸島でもウィルスに感染した猫が死亡するケースが起きています。

予防を怠ると「知らない間に感染していた」ということがあります。動物たちが健康で過ごせるように、しっかりと予防を心がけてあげてください。