どんな手術であっても、麻酔のリスクが伴います。麻酔のリスクは麻酔時間の長さによっても変わります。そのため、動物への麻酔の負担を軽減するには、手術時間を短くすることが必要です。当院では、手術時間を短くする術式などを行っています。
手術時、手術後に発生する「痛み」を減らすことができれば、術後により早く動けるようになる、より早く食欲が出るようになる、より早く良い睡眠がとれるようになる、などの効果がみられます。その結果として、術後の回復も早くなりますので、動物への身体の負担を減らすことに繋がります。
手術後の化膿を防ぐために、術後はご自宅で投薬を行っていただくことが必要です。しかし、お薬をあげるのが難しい子も多くいます。そのため。手術時にお薬の変わりとなる注射を打つことで、飼主様の投薬の苦労を減らすこともできます。 投薬の漏れもなくなりますので、術後の回復も早くなります。注射は麻酔時に打つため、動物の体にも痛みや負担はありません。